介護はお世話すること!?小さな目標を持って介護をしよう

介護の本当の目的とは?

「介護はお世話すること」と考えている家族が多いのですが、少し違うんですよね。介護は、寝起きの手伝いなどをして、生活上の不便を軽減してあげるだけではありませんよ。病気の改善を含め、今ある機能を向上させ、できる限り自立した生活ができるようにケアするのが介護なんですよ。例えば、転倒して寝たきりになってしまった認知症の90代の女性がいたとすると、転倒時のショックから自立の気力が衰え、お風呂に入るのを嫌がります。このまま寝たきりにしていたら、どんどん認知症が進んでしまいますよ。

毎日小さな目標を持って!

ベテランのヘルパーさんは、「ベッドで体を拭こう」から始めて、「浴室で体を拭こう」と場所を移し、「シャワーを使ってみましょうか?」「試しに浴槽に入ってみましょうか?」と、できることのレベルを少しずつ上げていくといいますね。そうすると、認知症の人が転倒の経験から生じた立っていることへの不安が徐々に薄まり、お風呂への恐怖感もなくなり、3カ月ほどで、介助を受けながらも、お風呂に入れるようになるそうですよ。

知っておきたい!介護の役割

要介護者が「できること」を増やすというのが、介護の役割でもあるんですよね。要介護者が寝たきり状態から脱却し、要介護度が4から1に改善するということもあるんですよ。ベッドで要介護者の体を拭くことからスタートし、次は風呂場へ、次はシャワー、さらに浴槽と、そのつど小さな目標を持って介護し、できることを増やしていくことが成功を呼び込むんですよね。このように介護は「いきなり大きな目標を達成する」のでも、「毎日漫然と行う」のでもなく、生活全般に小さな目標を持って、積み重ねていくことが大事ですよ。

介護の派遣で働くと、正社員で働くのに比べて、時間に余裕ができてプライベートを優先して働くことができます。